Total Treatment Centerのつぶやき「看脚下」

京都市下京区の鍼灸院が日々で感じたこと思うことを呟いているブログです。

何が書きたかったんやろ

2019年2月21日(木)

 

おはようございます

昨日から一転、5度も気温が下がると冷え込んだように感じるが私のいるところはせいぜい3度。

大したことはない。

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紹介で初めて電話をかけこられた時、例えば「膝が痛い」という言葉を聞いた瞬間にフォーカスを一気に拡げるんですが、手先、指にまでようやく拡がるようになってきた。

そこにフィルターが生じるので、確認の為、毎回徒手検査をさせてもらってます。

 

徒手で行う整形外科検査法は「消去法&再現性」と師から学びました。

私たち医師ではない有資格者の手に負えない何かが潜んでいないか、例えば梗塞や感染症、悪性腫瘍などの可能性を得ること。

投薬や入院、治療が必要な状況かどうか、です。

そして、症状の再現性があるかどうか。

症状の箇所が原発で炎症を起こしているかどうかや、構造上辻褄が合わない、または無理に合わせようとしていないかという確認。

無理に合わせていないかというのは、体の順応の早さを考えると決して悪いわけではないのですが…私の中ではまだ言葉にできない。

で、その中でも筋に関係する検査はとても情報が多い。

もちろん患者さんの状態を知る上で欠くことができないのですが、私自身、施術者がどうあるかも感じることができる。

お稽古が必要、一生勉強が必要なのは、方法論ではなくそれ以前に自身を観ること、感じること。

その話は置いておいて…

意外でもなんでもなく、膝が痛いときに膝に炎症はあってもそれ以前に股関節や足首に内反や外反、内旋や外旋の捩れがあり、それは足部からの影響もありますが、頚からも胸郭からも、腰部も、骨盤も、そして手も。

原因を探すより炎症という火に油を注いでいるところを探している感じ。

毎回違う人が多いですよ、その油を注いでいるところが(多分、注いでいる量が違うのかな)。

鍼も手技もテーピングもヒモトレも、その注ぎ口にアプローチしていくのが施術をする側の役割。

って、私は思ってるんですけどね。

そろそろ気づいて欲しいのは、症状のところを触って楽になると感じるのは「症状より強い刺激を与えて誤魔化しているだけ」という可能性や現実。

施術を受ける(自己でも他者でも体に触れる)のって思っているより、感じているよりも負荷があり疲労します。

なので、なかなか施術を受けに行かない人が多いと思います(単純にそれほどではないと思っている人が多いのかも)。

施術を受けるかどうかは別にして、他者に体がどういう状態になっているかを観てもらうだけでもいいと思います。

その一歩なら踏み出しやすい…かな?

 

それでは、本日も反省と学びを反芻しながら始動!