Total Treatment Centerのつぶやき「看脚下」

京都市下京区の鍼灸院が日々で感じたこと思うことを呟いているブログです。

座るを考える

2019年3月13日(水)

 

おはようございます

未明から降った雨のせいか気温がというより空気が冷たいと感じる朝。

体調など崩されませんように、行事が多い時季ですのでどうぞご自愛くださいませ。

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私はいつもの如く、ノドチンコの裏側が乾燥して炎症を起こしたのか、鼻くその王様のような奴がまとわりついています。

それを落としてちり紙に出すと血が混じる。

かといって血の味はしない。

体の構造、機能に感謝。

 

新潟で浜島先生との間だけでしたが、座り方?座るもの?で話題に上がりました。

ヒモトレ創案者の小関勲バランストレーナー、城南治療室の高橋透先生も仰っていましたが、「座るという静止姿勢ではなく、座るという運動をしている」とのこと。

言われて気づく、確かにそうです。

ですが、座面が深い(奥行き?幅?)と座らせるので座るという運動が制限される。

これが子供のみならず大人もそうですが、モジモジ動いてしまう環境因子ではないかと思う。

浜島先生からお聞きしたのは、地べたに三角座りするのではなく、厚さ5センチほどの木や石の上に腰掛ける見た目三角座りはその楽さが違うということでした。

実際、座って気づきましたがちょうどいい。

何がちょうどいいのかと思ったら、すぐ立てる、次の動作につながる位置に座っている。

これが、座るという運動をしている状態で、上下前後左右に過不足がない感じ。

和装をするとなぜか座ってても立ち上がるのも歩くのも楽でしたという方が多いですが、それを洋服でも再現すればいい。

帯があるから浅く座る。

背凭れにもたれると帯や着物に余計な皺がつく。

しかしそれが逆に座るという運動になっていた。

電車の中でも足を投げ出して通路を狭めている人がいますが、サルノコシカケのように座面を浅くした設計にすれば、座面の深い時と同じ座り方をすると滑り落ちるでしょ?

だから自ずと構造的に、動作的にちょうどいいところに座れる。

小学校など学校でもそう。

座面を浅く設計すればいい。

だいたい骨盤の一部、坐骨が乗れる程度の幅でもいいと思います。

そうすれば両足の裏も接地しますし。

いつの間にか話題に上がらなくなりましたが、バランスボールを椅子の代わりに採用したら子供の集中が上がったという記事を何度か見聞きしましたが、そういうことだと思います。

 

足裏が設置する高さ、坐骨が乗るだけの座面の幅、というのでいいのかなと。

確かどこかの…関東やったと思いますが、座面を浅く設計した座席を採用した電車があったような。

記憶が曖昧で申し訳ないですが、足を投げ出して座る人が減ったと。

当然やろ、とテレビに向かって突っ込んだのをは覚えているので。

 

動けない座り方をさせる教育や環境で運動不足というのはどうかと思う。

日常を送るというのは常に運動しているんですから、大人もそうですが子供の環境を考えることをやめないでほしいです。

座るという休憩ではなく、座るという適度な運動をすることで物事に集中できるように。

 

ちなみに、施術の時やWSで椅子から簡単に立ち上がる体の位置関係を伝えることがありますが、膝が痛かろうが股関節が痛かろうが難なく立てます。

歩いて来られる方はそれだけでいい。

というより、その立ち方を丁寧に、少しゆっくり、繰り返していくだけで随分違います。

肩が凝ったように感じる人も、腰を痛めやすい人も、頚がどうこう感じる人も、この立ち座りを数回繰り返すだけでも緩和します。

絶対ではないですが、こうした少しのことでもいいんです。

むしろこうした少しのことが大切だと思います。

何かの方法を試すのもいいと思いますが、日常動作の中でも十分運動となりますので。

京都のWSでもそうですが、4月13日(土)に東京でさせていただく講習でも(詳細はこちら→http://tcacademy.jp/blog-entry-586.html )体験してもらおうと思ってますので、機会があればご参加ください。

単純なことですから。

 

それでは、本日も反省と学びを反芻しながら始動!

 

京都でヒモトレWS

4月7日(日)10時〜11時半

多目的スペース「ここだけ」(http://kokodake.daa.jp/5access.html )にて開催。

参加費は、5,000円です。

申込みはメール、ダイレクトメッセージ、Facebookメッセンジャー、で宜しくお願い致します。

at-sushi.tsuji-shinkyuin@docomo.ne.jp