Total Treatment Centerのつぶやき「看脚下」

京都市下京区の鍼灸院が日々で感じたこと思うことを呟いているブログです。

脱線しかせんな、この話は

5月7日(火) 休診【第1火曜日の為】

 

おはようございます

昨夕?昨夜?の雨はもっと降り続くかと思いましたが、あっという間にやんでしまった。

もっと降ってくれ〜

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どうもリズムがイマイチなのは、私のようです。

保育園へ送りにいってた時間と小学校へ送り出す時間が違ってて私がまだアジャストできていない。

ブログの更新が安定しないのはこのせいかも。

慣れるより慣れろ、やな。

 

もうすぐ小倉ヒラク氏の新刊が出るので楽しみなんですが、前著となるこちらも私はオススメです。

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【発行文化人類学 〜微生物から見た社会のカタチ〜】(木楽舎)

 

107項から始まるpart3「制御から生まれる多様性」というところに私の好きなことが(136〜138項に)書いてある。

 

【全てに共通するのが「制限を克服するために工夫する」という発想だ。すんきは「山すぎて塩がない」、碁石茶は「山奥すぎて外貨を稼ぐ貿易品がない」、くさやは「税金重すぎて、漁のシーズン短すぎ」という制限から発酵の技法が発想されている。これはデザイナーが表現を生み出すための試行錯誤といっしょだ。(中略)通常、デザインのプロジェクトは「ないない尽くし」であることがほとんどだ。しかし、この制限こそがクリエイティビティの源泉なのであるよ。制限があるからこそ「使えるものはなんでも使う」というブリコラージュ発想が炸裂する。無いことに文句を言うのではなく、そこにあるものを集めてきて分類、整理し、それをじっくり観察するうちに思いがけないアイデアが湧いてくる。それは従来の先入観を覆すデザインだ。「塩を入れない漬物」「調味料としてのお茶」「臭さが売りになる干物」(中略)地域のブランドづくりに不可欠な「他に真似できない個性」は、外のトレンドから取り入れた方法論ではなく、忘れかけた歴史の起源や、その土地の微細な気候風土の違い、そして微生物の生物多様性をじっくり掘り下げるのが正解だ。】

 

少々長くなってしまいましたが、このpart3は私の経験や思考、そして仕事においてドンピシャなんです。

「(身体構造の)使えるものはなんでも使う」ためには観察と経験(トライ&エラーも含めて)が必要で、でも私にはそれが圧倒的に足りない。

だから患者さん通して疑似体験させてもらって、徒手検査や構造として知っていることをお伝えして、その人が自身をブリコラージュしてもらえたらと思うわけです。

で、◯◯健康法とか言うとって付けたようなものを取り入れるのではなく、人がヒトとして備えていることを掘り下げるだけ。

となると、◯◯健康法も、近年の裸足や素肌寝、ヒモトレもそう言う切っ掛けなんだと思います。

良い悪いではなく、それを通して身体の根源に近づくツール。

根源に近づくとシンプルになっていくんですよね、必然的に。

(◯◯健康法はほとんど必要ないし、ヒモトレもヒモ取れになるし。)

でも現代を生きるにはそれなりに制限があるわけです。

その制限を排除の一手ではなく、うまく利用できるようにしていければより生きやすいんじゃないかなと。

発酵と腐敗は紙一重です。

でもその紙一重って、それぞれで違う。

自由というのはお互いの自由を尊重するという制限があってこそです。

私の経験では、親父だけが居心地がいい家はリビングに人が集まらない。

それこそ食事が終わったら蜘蛛の子散らすようにそれぞれの部屋に戻る。

それに気づかずに居心地がいいと思ってる親父って、相手に意見を聞いてるだけで(聞くだけまだマシ?)取り入れることはしない。

頑固者でまとめてしまわず、その家の長なんやったらもうちょい空気読めよ、って思ってます。

話が随分逸れましたが、自戒を込めて。

 

それでは、本日も反省と学びを反芻しながら始動!

 

 

5月8日(水) 9時〜19時

5月9日(木) 9時〜19時

5月10日(金) 16時〜19時【研修の為】

5月11日(土) 9時〜19時

5月12日(日) 休診【ヒモトレWS https://www.facebook.com/events/1219700041523476?sfns=mo