2019年10月19日(土) 9時〜19時
おはようございます
そろそろ雨が止むか、まだ降るか、微妙な天気。
湿気で気温が少し高く感じるので、まだ降るのかな。
台風20号はやや停滞気味。
19号のようにならなければいいのですが。
どう動いているか
どう動こうとしているか
どう動かそうとしているか
施術をしている中で、また徒手検査を通して患者さんの体を診ている。
同時に、施術者である私も観ている。
施鍼や手技、徒手検査も施術する側がどこに立ち、どこに触れ、どんな方向に負荷をかけるか、たった半歩の違いでも反応が変わってしまう。
言い換えれば、「術者の都合のいいように現象を左右させることができる」ということになる。
だからこそ、先人や仲間にそうなっていないかどうか観てもらう。
しかしそれは、日々の中でどれだけ自身が、どう動いているか、どう動こうとしているか、どう動かそうとしているか、を観ているかどうか。
それもこれも教わったことなんですけどね。
体操をやってた時に似てる。
自分ではやっているけど周りから見たらできていないのはもちろん、ここというタイミングで動けていないし、動こうとしているところではないところで動いているし、できない。
感覚の入力に対して出力が遅い、またはその伝達ルートが遠回りだったりしていたんだなと今ならわかるが、当時はビビリもあって技に挑戦することはなかった。
そんな体ではいつもの簡単な技でも怪我することになるんですが、出力の遅さなどに気付かない私は鳴かず飛ばずで引退。
ただ思ったタイミングに思ったことが自分でも周囲でもできていた瞬間のなんとも言えない感覚はのこっている。
ただ実感がない。
内村航平選手やオリンピック出場権を争うような人たちは、それを確実に実感として持っているんだと思う。
「こうすればこうなる」「こうだったらこう」というような、方程式ではないけどもそれに近いような身体感覚、反応、反射、を持っている。
天才と呼ばれる人の解説に擬音が多いのは、そういう感覚で動いていたのかもしれないし、それに見合った言葉が見つからないのかもしれない。
なので、受け取る側が試されることになるんですよね。
(なんの話や)
体操に限ったことではなく、体を動かすということはスポーツも日常も同じで、体がどう動いているか、どう動こうとしているか、どう動かそうとしているか、を少し観てみることをおすすめします。
そこをすっ飛ばして「○○に効く○○法」をしても、個人差やろ…で終わってしまう。
むしろその方法を通して観るきっかけになるんであればいいかと思います。
そのひとつが、音を立てずに立ち坐りするとかです。
ま、一度やってみてください。
講習会やWS、施術でもお伝えしているので、興味があればお声掛けください。
それでは、本日も反省と学びを反芻しながら始動！
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