Total Treatment Centerのつぶやき「看脚下」

京都市下京区の鍼灸院が日々で感じたこと思うことを呟いているブログです。

生かされている

2020年3月31日(火) 9時〜19時

 

おはようございます

世代をこえて笑いを届けてきてくださったまさに"芸人"の1人、志村けんさんが亡くなられました。

天才!志村どうぶつ園を観ていた息子。

風邪をきっかけに観せた8時だよ!全員集合のDVD購入したこともあり、亡くなられたことを伝えると言葉が出なかった。

なんとも言えない表情でほんの少し時が止まったように感じました。

命はいつか絶える。

わかっていても、「だ〜いじょ〜ぶだ〜」って言いながらひょこっとテレビに戻ってくるんじゃないかと思ってしまう。

心よりご冥福をお祈りいたします。

f:id:tsuji-shinkyuin:20200331080558p:image

f:id:tsuji-shinkyuin:20200331080605j:image

f:id:tsuji-shinkyuin:20200331080616j:image

こうならなければ気づかない、気づいていても行動に移すことができないというのはある。

症状が出にくい感染症は今までもあったであろうが、ワクチンがない新種の感染症がある以上、私が罹っている可能性を考えて行動するしかない。

罹っていないとは言い切れないし、罹らないとも言い切れないから。

いつまでもこのままではないでしょうけど、いつまでというのもわかりません。

淡々と、今できることをひとつずつ続けていくしかない。

つじ鍼灸院はいつも通り開けています。

私にできることはこれしかないですので。

 

日々使うモノを自分で作ってみると、その素材を選ぶところから始まる。

1から作ると言っても、その素材を使いやすく加工している人たちがいるので、2以上から作り始めている気もする。

技術が発展したから余計に、第一次産業との距離ができてしまい素材がどんなものか見えにくくなっている。

(本棚も作っていたのでそこまでではなかったんですが)この度、施術で使うモノを手作りすることになり皮革に触れた。

合皮ではない、ほんまもんの牛革。

財布やキーケースでは触れていたけども、実際に素材だけに触れるということはなかった。

 

合皮との違いは革の伸び縮みが一定ではないということ。

生きてる?と思うほどに。

あと、ちゃんと革を張った時とそうでない時も、手触りが違うのはもちろん、馴染み方が違う。

その素材の元になった牛の命は絶たれているのに、素材となった革は生きている。

ということはその牛も生きている?

 

志村さんが亡くなったことで過去の映像をまた観ることができるのも映像技術が発展したから。

YouTubeなど動画共有サイトというのは確かに著作権の問題はあるけれど、多くの人にその人が生きていた時代をそのまま観せてくれる。

DVDもそのひとつ。

かつてはビデオだったし、映画館でしか観れなかったものも家庭で、何度も観られる時代である。

 

【「死者たちは死んでいない。このことは、われわれが生きていることから、じゅうぶん明らかである」、死者が実在するもっとも確かな証拠は、私たち生者が今ここにいるということなのだ、見方を変えれば、もし死者たちによって支えられていなければ、生者は一瞬たりとも生きられない、とアランはいうのです。】

 

若松英輔氏の著書「死者との対話」(トランスビュー)に書いてあった。

帯にはこう記されている。

 

「死が耐えられないほど悲しいのは、その人と出会えた人生が、それほど素晴らしかったから。悲しみ抜くことこそ、大事なのだ。」

 

そしてその裏面には、あとがきより引用された言葉が記されている。

 

「何かを見失うということは、ふれ得たことのもっとも確かな証ではないだろうか。ふれなかったもの、また、存在しないものを、どうして見失うことができようか。」

 

手作りして素材に触れたことで若松氏の本を思い出し、人だけでなくモノにも生かされていることを実感した。

そしてそれは同時に死者が生きていることにもなることを知る。

生きるとは?死とは?

ただそこにある事実だけ、ではない。

 

それでは、本日も反省と学びを反芻しながら始動!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

講座のお知らせ

 

4月12日(日)

とりあえず身体に訊いてみよ

TC academy

http://tcacademy.jp/blog-entry-647.html

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

Total Treatment Center

京都市下京区若宮町477-1

075−205−2618

 

2020年

3月31日(火) 9時〜19時

 

4月1日(水) 9時〜19時

4月2日(木) 9時〜19時

4月3日(金) 9時〜19時

4月4日(土) 9時〜19時

4月5日(日) 休診

4月6日(月) 9時〜19時

4月7日(火) 9時〜19時

4月8日(水) 9時〜19時

4月9日(木) 9時〜19時

4月10日(金) 休診【研修の為】

4月11日(土) 休診【研修の為】

4月12日(日) 休診【研修の為】

4月13日(月) 9時〜19時

4月14日(火) 9時〜19時

4月15日(水) 9時〜19時

4月16日(木) 9時〜19時

4月17日(金) 9時〜19時

4月18日(土) 9時〜19時

4月20日(日) 休診

4月21日(月) 9時〜19時

4月22日(火) 9時〜19時

4月23日(水) 9時〜19時

4月24日(木) 9時〜19時

4月25日(金) 9時〜19時

4月26日(土) 9時〜19時

4月27日(日) 休診

4月28日(月)

4月29日(火)

4月30日(水)

 

5月1日(木)

5月2日(金)

5月3日(土)

5月4日(日)

5月5日(月)

5月6日(火)

5月7日(水)