2020年4月10日(金) 9時〜19時
おはようございます
本来ならもう新幹線に乗って東京に向かっていた朝。
少し雨が降り、昨夜の寒さがそのまま。
京都も緊急事態宣言になるように政府に要請するということですが、どうなるやら。
COVID-19は今後どうなっていくのかまだわからない。
ただ当たり前に寝て起きて食べて飲んでとできる私たちにとっては、命を脅かすのは見えざるモノ。
ですが私達の当たり前すらままならない人たちもいる。
飢餓で亡くなっている人の数はCOVID-19の比ではない。
ウイルスは伝染するが、飢餓は伝染しない…
という比較する数値や話が出てくる。
同じではないコトは十分にわかっているが、死が隣にあることをより実感してしまう。
生きるが故に死がより迫ってくる。
生老病死という苦がある。
でもそれは同時に、愉快適悦も得られる。
思い通りにならないコトはなにも苦しいことばかりではなく、予期しないだけで楽しいこともある。
先日、人生で初めて骨折をした方が「ちょっと興奮している」と仰った。
痛みもあるのだが、動けないわけではない、テーピング(なんなら絆創膏でもいいぐらいの)固定で動ける程度というのもあるでしょうが、そういえば小学校や中学校の時にギプスや松葉杖をしてきた子が英雄のような人気でクラスメイトに囲まれていたのを思い出す。
本人も満更ではない様子で笑っている。
いやいやいや、どう考えても行動は制限されるし、痛いし不便やのに不思議である。
私が高校ぐらいのときかな？(かれこれもう20年も前になるのか…)
ギプスにメッセージや悪戯書きをするようになったのは。
寄せ書きみたいなもんなんかなと思ったな。
今までが制限された苦しさは確かにある。
でもそれは同時に、だからこその楽しさを知ることもできる。
古に学ぶというのは、こういう時なんじゃないかな。
娯楽も道具も今ほどない時代にも人は確かに生きていた。
今、こうして書いている言葉も、そんな時代があったからこそ生まれたモノのひとつ。
型通りの勉強ではなく、それ以前の学びに触れる機会。
音楽、絵画、工作、遊び、読書などなど。
SNSは情報が多く偏りやすいが、めっけもんもある。
昨日は2つもいいことがあって逆に怖くなったほど。
ひとつは伊豆の美術解剖学者さん(@kato_anatomy)のツイートで黒板にチョークで描く解剖図の本の存在。
もうひとつは、瑞泉寺の住職でもある中川学さん(@co_kobo)とロビン・ロイドさんとの絵詩集第三弾の製作準備中の一報。
見知っているけど知らないコト、まだ見知らぬ未知なコト。
楽しみである。
もちろん、身近なコトでも。
名前に蔦を這わせてみたり。
夜なのに天気悪い日中のように撮れる写真とか。
散っている桜の中にまだ蕾があったり。
それでは、本日も反省と学びを反芻しながら始動！
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講座のお知らせ
4月27日(月)
ショヒモトレ
@武田双鳳の書法道場(京都)
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