2020年7月16日(木) 9時〜19時
おはようございます
長雨…冷夏なのか?
私は本を読むのが遅い。
小説でも長くかかってしまう作品もある。
知人が「私の中になかった言葉があると時間がかかる」と言っていたように記憶しているが、まさにそれである。
言葉はもちろん、文脈も行間もとなると進まない。
ざっくり読むことができないので、幾度と途中で読まなくなった本もある。
ただそれはそれで、視界の端に入るように本棚に並べておく。
みなかった、なかったことにしないように。
ようやく尹雄大さんの「脇道にそれる」(春秋社)を読み終えた。
なかった言葉が多いけど、そのザラつきが気になってドッグイヤーがいっぱいできて本が分厚くなった感覚。
口伝によって技を身につけて人はおそらく、手が素材の質や必要な本数を覚えている。(中略)ただ、感覚が実際を決めることしか必要としない人が改めてデータを示すと、認識と実際の行いとのズレが無自覚のうちに生じる。
川口さんはこう言う。試行錯誤の結果、「おかげで材料の特性の違いや数が増え増えることがどう変わるかの理屈がわかった」。理屈がわかれば客観性が獲得でき、他者に技の成り立ちを示すことができる。(185項)
感覚という主観が理屈という客観とともに立ち上がって初めて他者に示すことができる。
施術者が陥っているところである。
理屈がわかっていないという自覚がないまま感覚に委ね、他者に何も伝わっていない。
でも本人は理屈がわかっていると思い込んでいるから、理解がないと患者を責める。
伝わっていない時点で受け取る側、患者ではなく、施術者にそれがあるというのを頭の片隅に置いておかなければならない。
もちろん、時差なく伝わることばかりではない。
時間とともに腑に落ちることだってあるから、今ここに結果を求めすぎてはならない。
ただ、直接触れる施術においては、今ここでクリアしておいた方がいいこと(施術者においても患者においても)を示せることは前提としてある。
私としては直接触れないこと、例えば動作の指導においてもある程度以上は示せることが必要だと思っている。
頭の中で思い描かれる「そうあるべき」ことと「まさにそうでしかない」のどちらが現実かといえば、後者の方だ。
これが施術者が忘れてはいけない、資格取得の際に通う教育機関でまず教えなければならない言葉ではないかと、今の私は思う。
医療概論という授業でもいいし取り入れてほしい。
なぜなら資格取得後に多くは「そうあるべき」「あれかこれか」ばかり学び、「まさにそうである」や「あれ」と「これ」のあいだに注目しなくなる。
医療も他もそうだが、あれかこれか、白か黒か、是が非か、だけで語りつくせないのだから。
自戒を込めて。
それでは、本日も反省と学びを反芻しながら始動!
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