2020年7月28日(火) 9時〜19時
おはようございます
外出制限で各国の大気汚染が緩和したという話を聞くので、これが本来の梅雨？夏？と思ったり。
これからわかってくる話なのでただの妄想ですが。
前線がまた南下している…。
ある高校生が腰が痛く来院していたが昨日の施術の際に、「痛くないし、練習も試合も出ました」と元気に語ってくれた。
そして、山形の城南治療室の高橋透先生に教えていただいた【しゃがんで立つ】がずいぶんできるようになったと嬉しそうに見せ、その他日常の変化があったことを話してくれた。
一緒に喜んだ。
彼を初めて施術したのは小学校の高学年だった。
撃てども響かず、その場はやるけど続かなかった。
私の伝え方が響かなかったのはもちろん、身体に興味を持ってもらえなかったというのがある。
今回は彼自身が身体に興味を持って聞いてくれたおかげで、どんな運動をどんな質で行うと身体にどんなことが起こるかを観てくれた。
私もどうすれば伝わるか、講習会をする中で、また教わることで、伝え方が変わったのかもしれない。
でもやはり、本人が実感し、実践してくれたのが何よりである。
【構造なりの運動をした痛みはいいが、構造なりではない運動で痛くないのはダメ】
昨夜、施術をする上で、運動を伝える際に刻み直した言葉のひとつ。
何をするにしても施術をする者がここを見過ごしてはいけないし、伝える際に誤魔化さないようにすること。
人は都合の悪いことから意識を逸らす。
これはサガなので仕方がない部分(無自覚という意味)ではあるが、運動は別。
運動は誤魔化せば誤魔化すほどツケが溜まる。
日々一回でもいいから、構造なりの運動をしておくこと。
その中でどういうことが起こっているか、起ころうとしているかをただ観る。
都合のいいように観ようとしないこと。
構造なりの運動というのはとても地味である。
傍から見れば、なにしてんねん？というほど動きがない。
でも実際にやってみると、身体全体で動いていることがわかる。
見た目にわかりやすい運動は、部分の実感が強く、「やった感」がある。
が、それは同時に全体の連動で都合の悪い部分を見過ごすことにもなる。
やった感が強いほど、全体ではなく部分で動いているということで、もしそこに外力が加われば破綻しやすいということ。
言葉を変えれば、怪我しやすい、痛めやすい。
構造なりの運動はその部分を自覚させられる。
良いとか悪いとかではない。
構造なりの運動はあえて切り取らなければわかりにくいし、実感がない。
それをつまらないとするか、面白いとするかはそれぞれ。
ただ施術をする者として伝えておかなければならないのは、見た目のわかりやすさも実感もあまりないけど、続けてみたらずいぶん違うことが多いですよということ。
それでも最終的に決めるのは、本人以外の誰でもないです。
それでは、本日も反省と学びを反芻しながら始動！
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