Total Treatment Centerのつぶやき「看脚下」

京都市下京区の鍼灸院が日々で感じたこと思うことを呟いているブログです。

雨ですね

2021年5月27日(木) 9時〜19時

 

おはようございます

昨夜は予報通り、皆既月食は見られず

ライブ映像などでもイマイチでした

カメラの性能が上がりすぎて逆にわかりにくいという、技術は扱うのが難しい

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本棚を整理していてふと気づいた

松村圭一郎「はみだしの人類学」(NHK出版)がない

確認したいところがあって、はみだし人類学に書かれていた記憶があったのですが…

う〜ん、どこいった?

貸し出しした本は記憶してるんですけどね

この本は記憶がない

どこに置いたかも曖昧

本に足が生えたわけでもないしなあ

探そ

 

 「わかる」ということには、幾つものレベルがあることが想像できるだろう。
 第一のレベルは、言葉の範囲内で理解することであり、第二のレベルは、文が述べている対象世界との関係で理解することであり、さらには第三のレベルとして、自分の知識と経験、感覚に照らして理解すること(いわゆる身体でわかる)というレベルを設定することが必要であろう。
 科学技術の文章においては、第二のレベルまでの理解でよい。しかし、第三のレベルの理解ということが必要な場面も出てきつつある。たとえば遺伝子操作、クローン生物、臓器移植、脳死判定といった問題になると、理屈の世界で分かっただけでは私たち人間は納得できず、感情的体験的世界においても納得することが必要であり、これを避けて通ることができなくなっているのである。

 

_____「わかる」とは何か(長尾真・岩波新書)116〜120項_____

 

“おわりに”に「よく知・情・意というが、二十世紀が知の時代であったとすれば、どうやらその時代は終わりかけており、情の時代、心の時代へと徐々に転換していきつつあると感じられもする。」と記されている

ここ数年で私が出逢った人たちは「いわゆる身体でわかるレベル」ばかりである
この本が発刊されて20年が経ち(2001年2月発刊)、その内容に触れたことで長尾真氏が語っていることは現実となっていると思う
思う反面、極単に感覚や経験でわかるということに振り切れてしまっているようにも思う
矛盾するものを同時に扱わず、落とし所が少しでもどちらかに有利なように誘導されている感が否めない
時には、落とし所なんかないという強固な言葉も見かける

ジョハリの窓やないけど、私が私を全て知り得ることがないように、わかるということは”わからなさ”を含んでいるということを忘れてはならないのではないだろうか
それが共存となるんちゃうかな

 

まずは、わかったフリをやめよ

 

それでは、本日も反省と学びを反芻しながら始動!

 

Total Treatment Center

京都市下京区若宮町477-1

075−205−2618

 

2021年

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5月29日(土) 9時〜19時

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5月31日(月) 9時〜17時【研修の為】

 

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6月19日(土) 休診【研修の為】

6月20日(日) 休診【研修の為】

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