Total Treatment Centerのつぶやき「看脚下」

京都市下京区の鍼灸院が日々で感じたこと思うことを呟いているブログです。

普通ってなに?

2021年11月29日(月) 9時〜19時

 

おはようございます

起きたらやたらと冷たいと思って気温確認したら、3℃ないやん!

って気温見たら余計に冷たく感じてしまった朝です

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施術予約の際は此方でご確認ください

https://tsuji-shinkyuin.hatenablog.com/entry/2020/12/31/174838

随時更新してます

(休診は赤短縮は青ゴールデンウルヴス福岡は橙・平常通りは黒)

 

竹芝は考え込んだ。

「何か心当たりと言われましてもねえ・・・・・・」

竹芝教授は言った。「前田くんはごく普通の学生ですよ。まあ、今どきの女子大生ですから、写真のとおり誰かとホテルに行ったりもするのでしょうが・・・・・・」

「普通の学生というのは、こたえのようでこたえになっていないと、私は思います」

「こたえになっていない?」

「普通の学生、などという言葉で片づけてはいけないと思います。何をもって普通と言うのか、普通でないというのは、どういうことなのか。それをまず、明らかにする必要があると思います。」

竹芝教授は一瞬、ぽかんとした顔で小早川を見た。それから、気を取り直したように言った。

「いや、これは失礼しました。やはり元警察官ともなると、追及が厳しいですな」

「学生をどう見ているかということだと思います。私は、学生は一人ひとり違うものだと思っています。ですから、普通と言う言い方に、ちょっとひっかかりを覚えたのです」

_____今野敏「継続捜査ゼミ」(講談社文庫)_____

 

主人公の小早川教授は元警察官

しかしこの部分の話は警察官だからではないと私は思う

日常にしてもそうだが、組織となるとこの「普通」とは何をもって「普通」とするのか、しているかで話が変わってくる

噛み合わなくなり、分裂、分散していくのを見聞きすることがある

 

人と話しているときには、「この人の普通ってこういうことなのかな?」と想像したり、またそうすることで自分自身の思考が深まったり視野が広がったりする

施術仲間と勉強や練習するときには「何を前提とするか」が共有できていないと始まらないし深まらない

誰かに何かの教えを乞う時もそうだと思う

 

チームスポーツにおいてはもっと細かく共有されてるんだろうなと、現場に出るようになって感じた

勝ちを積み重ねるチームは特に

負けを重ねるチームがそうではないと言ってるのではないが、それが大雑把なんだろうなと

 

会社でもなんでもトップダウンというのはあると思うが、伝える側と受け取る側で「なにを前提にしているか」が共有されていなければ、下は混乱するだろうし、上は責任を取らないだろう

双方それを詰めておく必要がある

抑それは?と問えば、自ずと共有できると思うんですが、その抑も段階があるからなあ

 

一人で仕事しててもこんなふうに考えることがあるけど、会社や組織にいる方たちはもっと考えさせられてるんやろうなと想像してますがそんなことないんかな?

言っても、言われても、わからんから勝手にやってます、ってなってしまう人もいるんかな

それはそれで違う共有グループができそうやけどね

 

今野敏氏が描く警察官(「継続捜査ゼミ」の小早川教授は "元" 警察官やけど)は、抑を考えている人ばかりでおもしろい

 

それでは、本日も反省と学びを反芻しながら始動!