Total Treatment Centerのつぶやき「看脚下」

京都市下京区の鍼灸院が日々で感じたこと思うことを呟いているブログです。

医療漫画

2022年5月23日(月) 9時〜19時

 

おはようございます

昨夜の通り雨は夏の夕立のようでした

それよりも京都も関東も北海道も地震

被害がなければいいのですが(施術室は何もありませんでした)

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施術予約の際は此方でご確認ください

https://tsuji-shinkyuin.hatenablog.com/entry/2020/12/31/174838

随時更新してます

(休診は赤短縮は青ゴールデンウルヴス福岡は橙・平常通りは黒)

 

「フラジャイル 病理医岸京一郎の所見」(講談社)

原作・草木敏

漫画・恵三朗

22巻に出てくる岸京一郎の言葉を引用

ーーー日々の診断

治験も 

研究も

あらゆる

診療科の医師も

コメディカル

クラークも

製薬も

メディアも

一緒になって

未熟で

不完全な

科学

医学を

確かなものに

変えて行く

これが

僕の興味

比日野の

ためじゃない

僕が好きで

やっている

同時に

たくさんの

人間が絡んで

たくさんの人間を

相手にする

医療は

とても

脆弱(フラジャイル)だよ

不確実で

危うくて

壊れやすい

僕らは

いつも

綱渡りだ

クラークは【Clarks medical】といって、医師が行う診断書作成等の事務作業を補助するスタッフのこと

正式には、医師事務作業補助者だそうです

 

時々ね

医療を、医療行為を、否定批判する人がいる

そのたびに考えてみるんですが、これってちょっとおかしい

確かに医療の構造的問題はあるだろうけど(これは何にでも言えることだと思う)

あくまでもその否定批判する人が出会った医療関係者の話であって、医療や医療行為、そして他の医療関係者まで同じように否定批判する話ではない

確かに一括りにしてしまうほどそういう人たちがいるかもしれない

でもね

やっぱりその出会った人以外を一括りにするのは建設的ではない

 

ここに【患者】は入っていなかった

なんでやろ

【患者】も一緒に確かなものに変えて行く必要があると思う

あ、一緒にというと違うのか

患者は患者なりに確かなものを知って行くことかな

医療はどうしても技術に目がいってしまうので、医療とは、医療行為とは、身体とは、という抑を知っていくことで、医療関係者が確かではない方へ行った、行こうとしている時に建設的な否定が、批判が、できるのではないだろうか

 

感情抜きに伝えることはとても難しいしできるとは思ってません

だから抑を問うことになる

そこには感情を一旦横に置かなければならない事実があるから

(フラジャイルはこの感情の描き方が絶妙)

 

とにかく、漫画はただの理想妄想を描いているわけではない

実在しているからこそ、描ける事実がある

確かに誇張しすぎるものも多いけど

「フラジャイル」「コウノドリ」は限りなく誇張していない医療漫画だと思います

手塚治虫ブラックジャック」は今読むと時代が追いついたのかと思うほどに誇張ではなかった内容ですしね

 

それでは、本日も反省と学びを反芻しながら始動!