2020年6月4日(木) 9時〜19時
おはようございます
COVID-19以降、寝入る時間が遅くなっている。
かといって目覚めが遅いかというと同じ時間に目が覚める。
目が覚めるのだが、二度寝が深いように思う…というのは寝坊の言い訳になるかな。
今日もミシマ社刊の「ちゃぶ台 vol.5」より。
『今治からの小さな革命』で「ボクは坊さん」の著者である栄福寺住職の白川密成和尚がインタビュアーとしてFC今治代表である岡田武史さんと対談している特集。
組織の長として岡田さんがどう取り組んでいるか、興味深く読ませていただいた。
岡田さんが決断することの前に坐禅をするようになった話から、空海は自我を認めるという白川さんの話のあとに仏教の「中道」について語られたことが知らなかったことだった。
仏教では「中道」が理想とされています。これは、真ん中のことではなくて、ふたつの両極端になるなということなんです。単純な「修行絶対主義」も反対にある「快楽主義」の世界も避けます。だから先ほどの、「絶対嘘はダメ」とは言わないというお話のように、絶対イエスとか絶対ノーという道は避けるということなのかな、と思います。
可能性を考えれば確かに絶対は生老病死以外はない。
(数学、物理、科化学の世界にはあるんだろうけど、私には足し算引き算掛け算割り算以外はわからない)
医療でも絶対にこれが効くということはなく、あくまでも今の状況であればこれが最善と思われるという治療や投薬、施術になる(もちろんそこには術者の自我、経験も含まれている)。
教育でもこれを覚えなさいといっても、それを使う状況がなければ覚える必要性を感じない。
それよりも興味のあることを掘り下げたいと思う。
読み書きができなくても不便なく生きていける時代ではないかもしれないが、読み書きができることで得たことはとても大きいが、失ったこともあるのではないか。
得る、知るというのはもうなかったことにはならないのだから(忘れた、身に覚えがないと惚ける人もいるけど)、ある意味で可能性を広げながら、狭めもするんだなと。
ただ、知るというのは本当に知っているのか？と問い直すと、知っているかもしれないとなるし、知った以上は知らなかったことには戻れないから、両極端にはならない。
問題は「知ってるつもり」(あれ？こんなタイトルのテレビ番組があったような…)という位置が抜けていることなんじゃないか。
知っているという断言がもたらすことを考えれば、政治にしても社会にしても教育にしてもスポーツにしても、今直面している問題解決の糸口が見えてくるように思う。
知っているようで知らないかもしれない
これは何を見る、読む、聴く、話すにしても頭の中に留めておきたいこと。
私の経験上、知った気になっている時が最も危ういので。
知らなかったことを知った瞬間のあの感じに居着いちゃうんですよね…反省。
それでは、本日も反省と学びを反芻しながら始動！
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