2020年5月4日(月・みどりの日) 10時〜15時
おはようございます
生憎の雨ですが、祝日なので短縮で開けております。
いつでもご連絡くださいませ。
なお、5日、6日も10時〜15時で開けます。
今、できることのひとつ。
私のバイブル漫画である(何冊あんねん)「銀の匙」(荒川弘・小学館)vol.3にこんな言葉が出てくる。
当たり前だと思い込んでいた物を一度きちんと捉え直すのも大事だな、って。
農業高校の酪農科学科に農家でも酪農家でもない一般家庭の男子が入学したことで、それが当たり前だと"思い込んでいた"と、いわゆる跡取りたちが気づき始めたこと。
ヒトは、有事の度にそれまで当たり前だったと思い込んでいたことを捉え直しながら今に至っている。
かつて傷口は乾燥させることで治していたが、今や真逆である潤っている状態にする湿潤療法が当たり前になった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B9%BF%E6%BD%A4%E7%99%82%E6%B3%95
そう。
今の当たり前なんてのは"かもしれない"という妥当性が経験上高い程度。
だってこの世に絶対って、生老病死ぐらいですよ。
総じてこの方が妥当じゃない？というのが、当たり前といわれている、またはそう思い込んでいること。
つじ鍼灸院がお伝えしているこうじゃない？というのも私の当たり前であろう考え方でお伝えしているから、他院に行けばまた違った当たり前の話をされると思います。
なので、施術にしても教育にしてもスポーツにしても政治にしても日常にしても、こうしていつもと違うことが起こった際に問い直してみるってのはいいかと思います。
施術をしていると、自分の当たり前と、自身の当たり前とのギャップが起こります。
身を任せるのか、身に任せるのか、ってところから揺さぶっているのかもと、ここんところ考えています。
ただCOWCOWというお笑いコンビが「当たり前体操」のネタで「右足を出して左足を出すと…歩ける」というように、確かにこれも当たり前である。
でもちょっとここで立ち止まってみる。
両脚？足？があればですよね。
何かしらの事由で動かせない方、欠損されている方にとっての歩く当たり前はどうなんでしょう？
怪我をして松葉杖を使うとき、手も脚になる感じです。
しかも四足ではなく3本足。
両脚が動かなければ車椅子が歩く当たり前だったりするわけです。
今私たちが意識せず行っていることが当たり前なのか？
百足に歩き方を教えたら足がもつれて歩けなくなるという話もあるように、当たり前を言語化したり意識下に置くと逆にできなくなってしまうこともあるので注意が必要ですが、少なくとも私は面白く感じています。
子供の成長は大人の実は偏っていたという(いい悪いではなく)経験上の当たり前を思いっきり揺さぶってくれます。
でもそれは子どもに限らず、他者は誰でも揺さぶってくれてます。
今、他者と何気なく接することが制限されているので、自分自身の当たり前と思い込んでいるかもしれないことを捉え直してみてはいかがでしょうか。
ほんの少し、可能性が広がると思いますよ。
それでは、本日も反省と学びを反芻しながら始動！
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