Total Treatment Centerのつぶやき「看脚下」

京都市下京区の鍼灸院が日々で感じたこと思うことを呟いているブログです。

目的を明確にすることから

2021年4月6日(火) 9時〜19時

 

おはようございます

ちょいと冷えると感じる気温差というか、暖かさに慣れてしまったんですね

体に頭が追いつかんのか、頭に体が振り回されてるんか

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昨夜は、定期的に勉強というか練習しに来てくれてる方が新たに同僚を連れて学びに来られました

「検査をちゃんとしたい」とのことでしたので、整理した資料のコピーを手がかりに始めました

内容の一部を私も確認しておきたいので載せます

 

正常な状態では、構造的バランスは神経系にコントロールされる筋により保たれる。筋がバランスを失うことは、姿勢の乱れにつながり、筋や関節に異常な緊張を加える。筋の不均衡は、過緊張、短縮、痙攣に関与する。筋機能の不均衡は数世紀に渡り、あらゆる医師により観察されてきた明確な事実である。治療は、短縮や過緊張にある筋に適用されてきたが、アプライドキネシオロジーでは短縮や過緊張のある筋は、弱化した拮抗筋に起因する二次的なものと見なされている。マニュアル筋力テストによる拮抗筋の弱化は、神経システムの適切なコントロールの欠損を示すものである。弱化した拮抗筋への治療は、度々過緊張を急速に緩和する。過緊張筋への温熱、超音波、電気刺激、マッサージによる治療は一時的な結果をもたらすにすぎない。これは、問題の原因が拮抗筋の機能不全にあるためである。拮抗筋が拮抗作用不全にあるためである。拮抗筋が拮抗作用に不全を起こすと、二頭筋断裂に伴う“ボーリングアップ”のような状態になる。弱化筋による、二次的な過緊張を持つ筋を弛緩させるほとんどの治療の効果は一時的でなければならない。これは、過緊張を弛緩させることでもう1つの弱化筋を作り上げ、最終的に2つの筋が弱化することになるためである。筋の不均衡は、脊椎のサブラクセーションによる大きな姿勢不均衡などの構造的な変位の原因になる。筋の不均衡が存在する状態では、強い筋に引き寄せられた構造は、筋不均衡の修正を行わない限り正常な位置に留まることはない。

 

私にとってですが、施術と検査をするにあたって何を基にしているかが書かれている

徒手検査で何をみているのか、施術で何を修正しているかが明確に示されています

 

ということは、それを阻害するような"触れ方"をしているかを問うことは必然となるわけです

まして術者が目的と手段をすり替えて、手段をすることが目的となる"触り方"をしていれば、その内容はたとえ結果が出たとしても共有不可能になってしまうし、見たいように見、聞きたいように聞いていることが浮き彫りになる

 

施術で用いる手技は手段なのでそれぞれですし、みる人が見ればわかるけど、そうでなければ何しているかわからないことが多いです

が、こと検査においては誰がみても何をみているかが明確でなければ共通言語にならないので共有できない

「誰がみても」と書きましたが、これは一般の人でも、なんなら小学生、幼児でもわかります

鈍い人もおられますが、毎回ちゃんと確認していればわかってきます

 

で、昨日参加してくれた新たな2人

勤務されている環境下でやっていることから逸れるのは周囲との関係性があるので、いつもやっていることから掘り下げていきます

お二人とも普段から丁寧に検査されているのがよくわかる

よくわかるからこそ何ができていないかもよくみえる

ひとつずつ何を目的にしているかを明確にしてもらい、それに沿えば立ち位置も触れ方も自ずと決まってくることと"今までの自身"とで葛藤しながら3時間超、取り組んでくれました

 

以前から来ている2人には、検査で得た情報からどこにどんな手技を用いてどこまで変化するかをみてもらう

ここのところバージョンアップしたかのように手技の精度が上がっていて、「あれ?俺こんな伸び率体験した事ないぞ…」と声に出てしまいました、若いからなんだろうか…うらやまし〜

 

神戸組との合同練習会が楽しみです

同じ目的と手段が共有できているからこそみえることがあり、それはともすれば重箱の隅をつつくようなことです

でもそれが苦にならないのは、共有できている強みかと

どれだけ共有可能でも、日常は独りですから

 

ちなみに、検査と施術で目的を明確にするのは、他者が介入するからです

介入する以上、その全てが他者の身体の恒常性・構造機能を阻害していないか常に問い続けなければならないことだからです

 

興味ある方は、4月25日(日)9時〜12時、つじ鍼灸院にて検査と施術の目的の勉強会しますんでご連絡ください

 

それでは、本日も反省と学びを反芻しながら始動!

 

Total Treatment Center

京都市下京区若宮町477-1

075−205−2618

 

2021年

4月7日(水) 9時〜19時

4月8日(木) 9時〜19時

4月9日(金) 9時〜19時

4月10日(土) 9時〜19時

4月11日(日) 休診

4月12日(月) 9時〜19時

4月13日(火) 9時〜19時

4月14日(水) 9時〜19時

4月15日(木) 9時〜19時

4月16日(金) 9時〜19時

4月17日(土) 休診【研修の為】

4月18日(日) 休診【研修の為】

4月19日(月) 9時〜17時【研修の為】

4月20日(火) 9時〜19時

4月21日(水) 9時〜19時

4月22日(木) 9時〜19時

4月23日(金) 9時〜19時

4月24日(土) 9時〜19時

4月25日(日) 休診【研修の為】

4月26日(月) 9時〜19時

4月27日(火) 9時〜19時

4月28日(水) 9時〜19時

4月29日(木・昭和の日) 10時〜15時

4月30日(金) 9時〜19時

 

5月1日(土) 9時〜19時

5月2日(日) 休診

5月3日(月・憲法記念日) 10時〜15時

5月4日(火・みどりの日) 10時〜15時

5月5日(水・こどもの日) 10時〜15時

5月6日(木) 9時〜19時

5月7日(金) 9時〜19時

5月8日(土) 【未定】

5月9日(日) 【研修の為】