Total Treatment Centerのつぶやき「看脚下」

京都市下京区の鍼灸院が日々で感じたこと思うことを呟いているブログです。

何度も読む本〜三木成夫の世界〜

2019年5月1日(水・天皇即位の日) 10時〜15時

 

おはようございます

もっと雨が降っていると思ったんですが、京都市下京区はやんでます。

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ふと思うことがあり、三木成夫先生の著書を拾い読み。

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拾い読みでは終われない、気づきがある本の一つです。

例えば70項にこうある。

 

【このだいじな呼吸も、一般にわれわれがひとつの仕事に専念する時には、たちまちおろそかにされ、逆に呼吸している時には、人々はすきだらけとなる。つまり、呼吸と動作は両立しなくなり、われわれが "ひと息つく" のは、動作と動作の間に限られてくる。われわれの生活にみられる "間(ま)" はこのようにしてできたものであろう。】

 

とある。

武道や武術、格闘技もスポーツも、相手の呼吸を読んでタイミングを合わせたりすると聞く。

一般の人でも重いものを一気に持ち上げようとする時、瞬間的に呼吸を止めてはいないだろうか。

そして呼吸を止めた時、動きが固まる、固くなるような感覚はないだろうか。

(そういう瞬間、"間"に痛めることが多い)

呼吸と動作が両立すると…というより、両立するようにするのがお稽古だったり練習なのかもしれません(鍛錬?)。

師匠に「息をするように鍼をする」と云われたことがある。

鍼は呼気に刺すのと、吸気に刺すのと、また呼気に抜くのと、吸気に抜くのと、それぞれ刺激の仕方が違います。

陰陽、強弱、虚実、補瀉…という具合に。

それこそこれが息をするようにできると、そんなことは身体(指?鍼?患者?)が勝手にそうしている。

重いものを持つ時(子供を抱き上げる時もね)にもそうですが、呼吸を止めないことがひとつの予防というかコツです。

呼気がいいとか吸気がいいとかは自身でお試しいただければと思います。

 

歩きながら呼吸をするという養生方法があります。

10歩吸って、20歩吐く。

何度かやってみましたが苦しくて続かない。

2歩吸って、4歩吐くぐらいが私は苦しくならないかな?と思いますが、吸った歩数の1.5〜2倍の歩数で吐く。

動作(運動)と呼吸を両立する練習、お稽古かなと。

こんなことはいろんなところでお話があると思いますので参考程度で。

あ、この歩きながら呼吸をする時は(何かをしながらは)視線が下に向きやすい(一点に固定されやすい)ので、周囲にご注意ください。

電柱にゴンっはまだいいですが、車やバイク、自転車にぶつかってはおおごとですから。

 

ちなみにこの"間"の次の瞬間に思うように動ける、動き出せるという体があるかどうかを施術の時に徒手検査をしていると思いますが、特に筋力検査でこれを診(観)ています。

施術の目安は術者それぞれにありますが、本来はこうした徒手検査ができていれば我がが一番というのがなくなるんですけど、欲が出ちゃうんですかね。

そんなことせんでも、その人そのままがすでに唯一無二なんやけどな。

 

それでは、本日も反省と学びを反芻しながら始動!

 

 

GW

5月2日(木・国民の休日) 10時〜15時

5月3日(金・憲法記念日) 10時〜15時

5月4日(土・みどりの日) 10時〜15時

5月5日(日・こどもの日) 休診

5月6日(月・振替休日) 10時〜15時

5月7日(火) 休診【第1火曜日の為】

5月8日(水) 9時〜19時

5月9日(木) 9時〜19時

5月10日(金) 16時〜19時【研修の為】

5月11日(土) 9時〜19時

5月12日(日) 休診【ヒモトレWS https://www.facebook.com/events/1219700041523476?sfns=mo