Total Treatment Centerのつぶやき「看脚下」

京都市下京区の鍼灸院が日々で感じたこと思うことを呟いているブログです。

やめておきますと言いながら…書いてるやん

2020年12月10日(木) 9時〜19時

 

おはようございます

窓から感じる冷気の距離が長くなったような気がする

明確に冬がいつからというのはわかんないですが、週毎に、日毎に、質が変わってきています

年末ですね

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左手示指はようやく腫れが引いてきたなという見てくれになってきました

なってきましたが、まだ腫れてます

曲がる角度も伸びる角度も、大して変わったようには見えません

見えませんが実感として曲げやすさは感じています

伸ばす方は年単位に修正かな

ただそんな中で気づいたこともあるのですが、云うは易し、書くは難し

なのでまだやめておきます

 

自身が怪我をしてリハビリと言う言葉にもそうですし、健康法や運動法に何を求めてしまっているのかと云うことを考えるようになった

私自身は、今これだけしか動かないのではなく、今はこれだけの範囲でなら動ける、と捉えてます

で、それに合わせて他の指も動かすようにしています

もちろんこれはリハビリとして手の、指の動きを抽出?注目?したときだけですよ

日常生活ではそんなこと考えてられませんから

全く考えてないわけではないけれど、そこに注目してたら生活がままならない

なのでその生活でわざわざそこに注目しなくていいように、自覚なく動かしてしまい怖い、痛い思いをしなくていいように、動きにくいところを上限としてそれに沿うように他を動かす経験を積んでおく

私が求めているのは安心という曖昧なことではなく、安全を確認している

 

岩田健太郎医師の著書【丁寧に考えるコロナ】(光文社新書)の"はじめに"に書かれている言葉を読んで、もしかすると…と思ったので

「安全」とは、根拠のあるリスクヘッジで得られるものです。「安心」は、根拠がないのに気持ちよくなってしまうことを言います。「安全」は病気の治療、治癒に例えてもいいですし、「安心」は、病気をほったらかしにして痛みや不安だけを取り除くようなものと考えてよいでしょう。

痛みを取り除いたり、不安を取ることも、それが目的になっている限りは有効ですが(例えば、緩和ケアなど)、元の病気を治療したい、と希求している場合は、鎮痛、鎮静だけでは不十分で、要は「現実から目をそらしている」に過ぎません。

この後に「わかる」と「わかった気になっている」という話に展開していきますが、「安心」は「わかった気になっている」といえるし、「安全」は「わかる」といえる

 

「安心」ってつい使ってしまいますが、こうして「安全」と対比することでいかに掴みどころがない、どうにでも解釈できてしまう曖昧な言葉やなと思ってしまう

私の左手示指のリスクは再断裂の可能性です

限りなくゼロに近いですが、ゼロじゃないというとそんなもんはなんでもそうやとなってしまいますが、他の指にはそれがないわけです

手指の構造上、示指が単独で運動する筋はありますが、多くは親指以外の4指は一つの筋が動かしています

正確には、長指伸筋、浅指屈筋、深指屈筋、というやつらで、これらは肘の内側上顆、外側上顆から起始して各指に停止します

みてわかるように曲げる側は2本あり、伸ばす側は1本です(示指と小指はもう1本ずつ独立した伸筋があります)

で、講座や施術の時にもお伝えしているようにこれらを補助しているのが、骨間筋、虫様筋です

 

それはさておき、再断裂しない範囲で動かすことがまず安全確認となるのではないかと切り替えた

それが負傷した示指に合わせて他指を動かすということです

「ここまで曲げる(伸ばす)のはリスクがない」ところで動かす

なぜそれをするかというと、他指は曲がってしまうから

先ほども書いたように構造として曲げるのも伸ばすのも一緒に動くから

ということは日常生活は他指が中心になり動くので、動きにくい示指はリスクにさらされるということです

 

なので、日常生活でそのリスクに晒されてもいいように示指の可動性を中心にして他指に動く範囲を限定してもらうという経験を積ませています

するとどうでしょう、何気ない日常生活である炊事洗濯をした時に気づけば角度が深くなっている感じがするんです

実際には角度が深くなっているのではなく(多少はあるかもしれませんが)、示指が曲がることで起こりうる再断裂しないように無自覚に拒否する、抵抗することが薄れています

なるほど、リハビリって今どうなっているかから始めないと、過去でもなく未来でもなく、今何ができるか、今何ができないかをちゃんと"みる"ことからなんだと

ってことはリハビリという名称がついてるけども、施術となんら変わらないってことです

運動法だの健康法だのではなく、構造機能が今どうなっているかをみればいいんやなと

 

いやあ、言うは易しです

過去を手放すってのはなかなか難しいし、現実に右手示指はなんも気にせんと動いてるわけです

そりゃ過去だけでなく右手までが動いてるわけですから、左手示指1本のために手放すなんてのはって思ってしまう

そこで構造を確認すれば示指は一人ぼっちじゃなくて、4指で一人という側面があるわけです

じゃあ4指で取り組むと、気づけば過去も右手も手放していた…って単純じゃないかもしれんけど、これは安全やなと

 

私のリハビリは示指単独はあまりしません

全くやらないわけではありませんが、他指も手も前腕も参加してやってます

より日常生活に近い環境で進めています

だって示指一本だけで何かを握る、掴まるってのは、ボルダリングぐらいかな?

あ、洋裁や和裁、工芸品もあるか

ものづくりが日常になっている人はあるな

まだまだ考察も甘ければ、安全におけるリスクヘッジも検討しきれていない

日々勉強ですな

 

それでは、本日も反省と学びを反芻しながら始動!

 

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