Total Treatment Centerのつぶやき「看脚下」

京都市下京区の鍼灸院が日々で感じたこと思うことを呟いているブログです。

ゆっくりと丁寧

2019年4月20日(土)

 

おはようございます

快晴の京都です。

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寒暖差、乾燥、に振り回されるような感じですが、これだけ天気ええんですから梅小路公園の芝生でゴロンと寝転びに歩いて出かけてみてはいかがでしょう。

水分&ミネラル補給をお忘れなく。

あ、余裕があったら足音も。

 

以前にも何度か書いた「ゆっくり、はやく」という師匠の教え。

私はちょこまかドタバタと、治療所の中のどこにいるか存在アピールしてんのか!という、ほんまに体操やってたんか?と今思い返せばお恥ずかしいことなんですが、はやく動かんと…と思ってました。

「落ち着け」と言われるよりこの落語のようなトンチのような問答のような「ゆっくり、はやく」が私の中に残ってる。

で、足音を消して歩く、気配を消して動く、というのは気づいたら後ろや横に、気づいたら隣にいない師匠を経験しているからなんですよ。

足音はもちろん、壁や物に身体のどこも当たらずに歩く、動く。

師匠は物持ちがいい。

物を破壊するのはいつも弟子。

そして私はいつもとどめを刺してしまう人。

怪しいな〜と思っている物をいつものように丁寧に扱っていても。

ということは、いつも通りの扱いがすでに雑やったということなんですが、何度とどめを刺し、修理交換したことか…

でね、この丁寧に扱う、というのが身体にも言えるわけです。

扱うという言葉が身体をモノとしてしまう印象がありますが、言葉知らずなのでご容赦ください。

丁寧にするとゆっくり動くんですが、実は最短距離で動くことになり、しかも動作が流れるようになる。

早く動こうとするとモノの遠心力などに振り回され最短距離ではなくなり、動きが途切れ途切れの軌跡となり、バタついているようになる。

そう、結果的に丁寧に動くとはやいんです。

はやく動こうとしていると逆に遅くなる。

と、私の経験とそこから想像するとこんな感じになる(現時点で)。

いつもやっている動作をゆっくりやってみるとわかると思いますが、動作が途切れる。

その軌跡から外れたりブレたりするんです。

それは丁寧なのではなくゆっくりにしただけ。

足音をさせないように歩こうとすると、多くの人がゆっくり歩こうとしますが、またその多くの人が上体が前後に揺れる。

365歩のマーチじゃないですが、進んでんのか後退してんのかわからんぐらい。

そうではなく、歩く中で足音を消すだけ。

下を向いたり、手が振れなかったり、ロボットのようにならないこと。

ロボットのようにならないと言いながら、ASIMOのように歩いてみるのもいいですけどね。

二足歩行ロボットの中にも、いわゆるウォーキングの歩き方が陥っている問題も観えてきますし。

って、いろんなことをこうして言葉にすると身体が余計にぎこちなくなって動けなくなるので、とりあえず歩いてください。

今日はええ天気ですから、できれば外で。

 

それでは、本日も反省と学びを反芻しながら始動!

 

あ、月一の京都でヒモトレWSの詳細です。

以下から確認の上、お申込みいただければと思います。

https://www.facebook.com/events/1219700041523476?sfns=mo