Total Treatment Centerのつぶやき「看脚下」

京都市下京区の鍼灸院が日々で感じたこと思うことを呟いているブログです。

食という本能から少し考えてみた

5月4日(土・みどりの日) 10時〜15時

 

おはようございます

めっちゃええ天気。

9時までは影が涼しくて上着がいるかもと思いますが、動けば半袖。

夕方から再び半袖では寒いかも?となりますので、羽織れるものを持ってお出かけください。

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連休とはいえ食べ過ぎてはおられませんか?飲みすぎ、呑みすぎてませんか?

でも食べるって本能ですから食べてしまいますな。

三木成夫先生も著書でこう書いておられます。

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動植物の「生のリズム」という根源のリズムという話からの流れです(102項より引用)。

 

【動物の心といえば、それは動物の本能と置き換えることができる。いうまでもなく、それは生物の二大本能です。その一つは、自分のからだを外敵から守りながら、養ってゆく「個人維持」の本能。もう一つは自分をぎせいにして子どもを育ててゆく「種族保存」の本能 ーーー 要するに食と性の本能です。あらゆる生物は、生まれながらにして、この能力を備えている。私どもの言葉で申しますと、まさに生命的に記憶されて、代々受け継がれているか性能ということになります。】

 

食べることが根源であるということは、そこには「吸収」と「排泄」がせっとになっていることもわかります。

吸収の前には消化が入ってきますし、その間には咀嚼があります。

そう、食べるということには不随意だけではなく随意運動が内包されている。

食べ物を確保するのも運動が必要ですし、消化吸収してもそれを消費、排泄しなければ次の食は必要性が下がる。

ってことで、食べすぎるとか呑みすぎる以前に、当たり前である運動をしましょう。

そして運動というわざわざするものではなく、日常動作のそれが運動になるようにしましょう。

もちろん、食べ過ぎたらその次に食事を抜くか減らすことも大切ですが、動ける体でないと食も美味しくいただけませんし。

 

ただ、食に関してはデリケートな部分も多くなっています。

それは医療の発達もそうですが、食品生産や加工技術の向上もあります。

食材を廃棄しなければならないほど過剰な供給があるのも事実です。

そのおかげで美味しく食べられるというのもまた、同時にあるんですけどね。

どちらか一方でしか語られない現代だからこそ、両方を知ってうまく擦り合わせられたらと思います。

加工食品が体に悪いというけれど、いざ災害時にそれしかない状況でどうするか…なんてのも考えたり。

私に食を問い直す切っ掛けをくれたパティシエ鍼灸師で現在、貝塚で「隠れ家caféことのはじまり」をしているS.YAMAMOTO氏から云われた一言は一生忘れません。

「美味しいものを美味しいと感じるには、そうでないものも食べないと麻痺します」

美味しいものが本当に美味しいままかどうかを判断することにもなる。

ネームバリューで美味しいと頭で感じてしまうのは体にとってどうか、ってね。

実際、「あそこって味落ちたよね…」という経験がありません?

それは調理師が変わったのかもしれないし、仕入れる材料が変わったのかもしれないし、仕入先が変わったのかもしれないし、調理師の体調が優れないのかもしれないし、食べている本人の体調が崩れているのかもしれない。

同じがないということもわかりますが、食べることを通してどう感じ、どう観て、どう考えるか。

白黒で語るのではなく、もう少しその間も語っていきましょう。

日本だけでなく世界中の発酵文化はこの辺りを埋めてくれる気がします。

 

それでは、本日も反省と学びを反芻しながら始動!

 

GW

5月5日(日・こどもの日) 休診

5月6日(月・振替休日) 10時〜15時

5月7日(火) 休診【第1火曜日の為】

5月8日(水) 9時〜19時

5月9日(木) 9時〜19時

5月10日(金) 16時〜19時【研修の為】

5月11日(土) 9時〜19時

5月12日(日) 休診【ヒモトレWS https://www.facebook.com/events/1219700041523476?sfns=mo