Total Treatment Centerのつぶやき「看脚下」

京都市下京区の鍼灸院が日々で感じたこと思うことを呟いているブログです。

小趾の骨の数

2019年4月10日(水)

 

おはようございます

昨夜から降り出した雨は音が大きかった。

いつやむやろか。

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以前も書いたことがある「足の第5趾となる小趾(外側の趾)の骨は、他に比べると少ない」という話。

今朝のTwitterで伊豆の美術解剖学者(kato_anatomy)さんが投稿されていました。

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日本人の72.5%は本来、基節骨、中節骨、末節骨という3つの骨で構成されているが、中節骨と末節骨が癒合、つまりくっついて1つのようになっているので、基節骨と中末節骨の2つとなる。

これは、私が学生の時に解剖学の授業で「?」となり、師匠に確認したこと。

そこで師匠が「それが退化なのか進化なのかはわからん」と。

私は猿顔なので「退化かも」と患者さんと笑い話になってました。

 

机やドアなどで小趾をぶつけるのも、そこに自覚、認識、という身体がどうあるかという位置覚の欠如が起こっているのではないか、というのもこの癒合に関わっているのかな?と師匠との会話で想像をめぐらしたこともしばしば。

痛みを伴うような衝撃で存在をアピールしてくる小趾…なんてね。

そういえば、ここ1年?数ヶ月?小趾をぶつけていない。

かといって、ちゃんと床に接地しているかというと、浮いている。

裸足の生活やった小学校の時も、体操やってた5年半も、結構な頻度でぶつけてたけど、今の方がぶつける機会が少ない。

(って書いた後に思いっきりぶつけてうずくまって呻いてたりして)

理由はどうあれ、小趾1つでもそれぞれに違う。

それを一列に並ばせるようなことが必要なのか?

違うことを知る、そこから始まることを大切に育んでいく場が教育なんじゃないかなと勝手にこじつけてみたり。

そんなことよりも、小趾の動きがイマイチという方、ご心配なく。

構造として曲がりにくいというのは3つが2つになっている場合がありますから、気にしなくていいですよ。

それよりも、その2つの中で動ける身体を感じていってください。

こんな差は大したことではないとわかりますから。

 

それでは、本日も反省と学びを反芻しながら始動!