Total Treatment Centerのつぶやき「看脚下」

京都市下京区の鍼灸院が日々で感じたこと思うことを呟いているブログです。

経験を奪わないように

2020年6月20日(土) 9時〜19時

 

おはようございます

数日雨が続いただけなのに、ずいぶん久し振りに感じる雨のない日。

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先日の朝食で。

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赤ちゃんじゃあるまいし、小2でどうやったら耳に米粒が付くんや!?

箸の扱いがぎこちないまま定着してきてはいるが、手で食べてるわけでもないし。

不思議で仕方がない。

 

不思議と思うのは、自身の経験や知識、概念にないから。

そこから一歩外側に出れば不思議ではないと気付く。

他者と生活や場を共有するとそんなことの連続で、私の中の当たり前が吹っ飛んでしまうこともしばしば。

 

ネット、SNSというのは共有していると思いきや、他者との違いをより明確にしたり、自身の当たり前や先入観を押し付けているのを見かける。

私もそうなっている時があるし、反省することが多い。

特に、他者の未経験を先取りするような、経験を奪うような内容になっていると気付いた時は凹む。

施術でもそうならないように気をつけているが、先に言葉にしてしまうことが多い。

コトを待てばいいのに、言葉にしてしまう。

 

子どもに対して大人は特にこれをしている。

大人は経験したり知識があるからそれが危険として子どもにさせないが、それは経験したから知っていることであって経験していない子どもにとっては知ったこっちゃない。

程度はあれど、ある程度経験させることが私は望ましいと思う。

もちろん、手の届く範囲でだが。

危険だからといって今の経験を奪っても、その場面はまたいずれやってくる。

その度に大人がそばにいるとは限らない。

となると本人が経験しているかどうかが鍵となる。

危険と経験として知っていれば回避することも可能だろうが、経験せずに知っていることは程度が分かりにくい。

自ら危険に突っ込んでしまいかねない。

であるなら、手の届くうちに経験させて程度を知っておくほうがいい。

遊具が危険だからと公園から撤去までさせるが、そうすることによって奪われた経験がのちにどうなるか。

少しは想像すべきである。

多分、それがないことを経験していなから想像できないのかも。

 

歩き始めた子どもが転けそうになると転けないように手を出すことが悪いわけではないが、転けることを経験しないとその回避する動作は得られない。

顔を地面や壁にぶつけることによって、それを回避するように転けるようになる。

うちの子が転けて顔を擦りむいたことは5回もないが、電柱にモロ顔をぶつけて大泣きしたことがある。

顔がぶつかった時の痛みや衝撃を経験で知っているから、歩く際にぶつかりそうな物が見えればそこからずれて歩くようになったし、ぶつからずに通り過ぎたら私を見上げてドヤ顔をすることもあった。

 

自転車でもそうだが、障害物がないところで乗りこなせるようになったら、転けるように仕向ける。

他者に迷惑はかけられないので、砂地や砂利道を走らせる。

京都市内なら京都御所

大人でも砂利にタイヤを取られて転けることがあるが、足をつくなり飛び降りるなりする。

てか、そういうところになったら一度止まるし、自転車を降りて押してルートを変える。

でも自信に満ちた子どもは突っ込む。

でタイヤを取られてどうしていいかわからず思いっきり転ける。

しかもそれは誰かのせいで転けたのではなく、自ら転けたのだから自分でなんとかするしかない。

最初は御所に近づくと嫌な顔をするようになったが、転けずに通り抜けると自信ができたようだ。

こんなもんじゃもう転けないと。

ふふふ、御所はそんなに甘くない。

まだまだ難所はあるのですよ…と私は密かに意地悪だと思いつつ、経験を奪わないように、でも危険に自ら突っ込まない程度に機会を窺っている。

 

転けてこそ転けないようにする身体が育つ。

 

それでは、本日も反省と学びを反芻しながら始動!

 

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