Total Treatment Centerのつぶやき「看脚下」

京都市下京区の鍼灸院が日々で感じたこと思うことを呟いているブログです。

比べたいのはわかるけど、それは誰と?何と?

2019年2月26日(火)

 

おはようございます

ゆっくりやな台風。

f:id:tsuji-shinkyuin:20190226074109p:image

f:id:tsuji-shinkyuin:20190226074118p:image

f:id:tsuji-shinkyuin:20190226074126p:image

イチロー選手が45歳で盗塁成功」という記事を見たが、45歳でっている?

野球選手が盗塁して成功したってニュースになるって、なんや?

…って、感じた人がどれぐらいいるんやろ。

というのも年齢で体の動きを決めつけている人が多いけど、能では80歳で1メートルほど跳び上がると、歌舞伎は現代用に構成を変えないといけないほど先達は動き演じていたと、現在現役真っ只中の人たちが仰っているのを聞いたことがあります。

年齢であまり体が動く動かないというのは「先入観」すぎやしませんか?

確かに年齢とともに動きにくくなると思いますが、それって何と比べてですか?

もしかして、過去の自分と比べてません?

そこと比べたら…というより、その時と運動の機会が減っているとしたらそれは年齢の関係ではなく、ただの運動不足ってだけです。

イチロー選手は日々、試合に出るための準備をやり続けているし、何よりフォームや走り方を微妙に変えている。

今の身体に向き合うことで可能となる。

 

過去に動いていた自分で動こうとするから動かない、動けないだけで、今の自身で動けばいい。

年齢という捉えどころのない物差しではなく、今、身体がどうあるか。

という私も地域の運動会で走って転びました。

そこから自身の体がどうなっているかを確認し、顎を少し引いて走ったら転けないというより、足の運びがスムーズになった。

翌年は顎ではなく視線を落とすことで乗り切りました。

ただ、抜くことができないが差が開くこともない。

前を走っている人が明らかに私より若い学生でも。

力を抜いてくれていたのかもしれませんけどね。

突き詰めるとまではいかなくても、日々、定期的に体を動かせば速度が少しは上がる気はします。

なので、イチロー選手が盗塁することは何ら驚きではなく、むしろ目の前で示された現実から逃避している周りに疑問を抱いています。

なんせプロ選手がそういうことを言うんですもん。

私の中では還暦を過ぎても散歩から帰ってきたら柔軟と逆立ちをしていた祖父の体がありますから、なんら不思議ではない。

 

それでは、本日も反省と学びを反芻しながら始動!